近況。 

2004年8月13日
8月10日火曜日に北里大学病院に入院してきました。 
目的は外回転術をやってもらうため。
結果を先にいうと失敗しました。 
サンちゃんはよっぽど頭位(逆子)が好きみたいで・・・。苦笑

朝早く、自分で運転して、ダーリンを助手席にのせて実家へ。
実家で親の車に乗り換えて病院へ。 
まずダーリンと外来を受診。死ぬほど待つかと思ったけど(予約外だから)そうでもなくてよかった。 それよりも、前の晩から絶食だったので、そっちがつらかった。
ここの外回転術は麻酔を使うので、飲食禁止されているのだ。

先生はA助教授。どうやら偉い人らしい。とても丁寧にリスクを説明してくれた。 そして、励ましてくれた。 がんばりましょうね、と。

ボンバーはこれから入院してもらって、先生の外来が終わって、さらに産科の回診が終わったらすぐに処置をしますからね。 ということになりました。  

生まれて初めての入院。 ドキドキ。

入院手続きを済ませて、病棟へ。6人部屋をリクエスト。
だって5人か6人部屋なら保険が適応されて、無料だもん。
とりあえず、ピンクの寝巻きに着替なくちゃならん。←パンツ透けます。
時間があるので、ダーリンとロビーでおしゃべり。
っていうか、実はちょうど12時くらいで、病室のほかの人はみんなお昼ご飯をたべていたのだ。 くぅー。 一人で食べられないのに辛いのでやりすごしたのだ。  あたしはパンツが透けるのでダーリンにお使いを頼んだ。お茶とアンパンとチョコレート。 驚くべからず、ちゃんと全部買ってきてくれた。 (だいたい、頼むとはじめてのお使いみたいにちょっと違うものを買って来たりするのが得意なダーリンです) これは、処置のあと夕飯までの間にこっそり食べようとおもって、買ってきてもらったのだ。 うふふ。

12時半くらいに、ダーリンに帰っていよー、と言い、別れてあたしは病室へ。 おとなしく本なんか読んだりして。 

このときには、こんな悠長にダーリン帰らせたり、おやつ用意したり。この後どんな大変なことになるか想像だにしていなかった。

しばらく待っていたら、助産婦さんが迎えにきてくれた。 
陣痛待機にも使うお部屋に移動。
まず変な手術着に着替える。あらゆるところがマジックテープでとれるようになっている。そしてボンバーは背が高いのでなんだかミニドレスになっている。すこぶる変。だが、そんなこと言っている場合でもない。 

ベッドに横になり、いくつか確認される。 なぜか家族構成とかまでインタビューされたぞ。 そのあと点滴をいれることになった。 げーーーー。 いやぁーーー。 「いらない」って言ったら「もしも、帝王切開になった場合に体力が落ちてるとまずいので、栄養いれとくので必要なんですよ」とのこと。 うーー、仕方がないにょー。我慢。 
この後もっとすごいものを体にいれることになるとは。

先生の回診が長引いているらしく、いったん病室に引き上げる。 点滴をカラカラと引きながら。 うわ、病人みたいだ。

しばらくしているとまた助産婦さんがお迎えにきてくれた。またさっきの部屋へ行く。こんどは別のベッドに行く。背中を出して待つこと数分。 
いよいよ、麻酔開始なのだ。

麻酔の先生が着て、消毒して、まず局部麻酔を打つ。海老のように丸くなって、といわれるも、お腹が大きいので最近そんな姿勢とってません。 助産婦さんも協力してくれて、ボンバーの体を丸める。 これは、背骨の間を広げてその間に注射を打つため。 
ずきゅーん
という感じで打たれた。 きもちが悪いね、そこの注射。

そ、その後です。麻酔、麻酔っていうので注射かとおもったら、脊椎麻酔?みたいなもので、なんと、脊椎にカテーテルを10センチもいれて下半身麻酔を入れるとのこと。 げーーー。 注射だと思ったのにぃ。 
ボンバーは体に管を通すと想像するだけで痛いんだけど・・・。
もう、抗えない、(そりゃそうだ)ナスがまま、トマトがパパ、いやちがう、そのままカテーテルを入れられた。 そして麻酔を少しずつ入れられてゆく。だんだん、足が重くなってゆく。皮膚がピリピリする感じも伴う。途中で寝返りを打って、といわれるが一人ではできず、助産婦サンが手伝ってくれた。 いま地震が来たら逃げられないで死ぬかも。とか考えている間に麻酔がどんどん効いてくる。そして、いろんな先生が集まってくる。ヘルプの助産婦さんもきたり、A先生も到着。麻酔の効きを氷のようなもので
「つめたい? ここと、こっちだったらどっちが冷たい?」
と確認される。 いよいよ、麻酔が効いてきたところで開始。 もう一人の先生がエコーで見ながらA先生ともう一人の先生が二人がかりでボンバーのお腹を、ええ、サンキチをまわし始める。 痛くない、痛くないけど、グリグリされる感覚はある。サンちゃんがんばれ、というか頑張らないで、というかどっちに念じていいやらよくわからないまま、グリグリ。  

やっぱり90度くらいまでしか回らない・・・。

悪いことに、モニターしている胎児の心拍数が落ちているらしい。
私が聞いてもわかるくらいゆっくり。恐怖。サンちゃんが・・・。
さらに、ボンバーの血圧も落ちてきた。
(後からきいたが、麻酔が効きすぎてしまったらしい)
なんとなくボーっとしてきた。一分置きくらいに血圧を測られる。どんどん、下がる血圧。 上が80、下が40くらいになる。酸素吸入。 
「オペ室に降りれるようにベッド用意」
と、A先生が叫ぶ。
でも、ボンバーに向かっては「大丈夫だよ、心配しないで」と心強い笑顔と言葉。

医療系のドラマみたいだな。
ああ、このまま、帝王切開になるのかな?
サンちゃんの誕生日は8月10日になるのかな?
ダーリンも家だし、両親も家だし、一人でがんばらなくちゃ。
なんて、ちょっと朦朧としている頭でボンバーは考えていた。
とても怖かった。 
怖かったけど、サンちゃんの方がもっと怖いのだろう、と思った。

幸い、5分もすると心拍が上がってきた。 血圧も上がってきた。
…よかった。
ボンバーを取り囲む病院の人たちにも安堵の雰囲気がただよう。

A先生は、もうちょっと様子をみて、落ち着いたらもう一度だけ、そっと回してみましょう。 ということで、そっと?とおもったが、結構グリグリだった。ただ、今回は時間は短かった。 今度は心拍数も落ちず大丈夫だったけど。 
ここで、外回転術自体は失敗ということで終わり。
内診してもらう。 やはり、ここでも子宮口が1?開いている、とのこと。 そして、刺激で出血しているとのこと。久しぶりに、生理がきたような、あの暖かい血が股間を・・・。 

「外回転術自体は失敗でしたが、ボンバーさんの場合、下からの分娩の可能性もまだあります。もちろん、先に足がでそうな場合などにそなえて、帝王切開の用意をしながら。 よかったら、ご主人とよく相談して、うちの病院で産むことも考えてみて下さい。」

と、おっしゃてくれました。前にも書いたけれど、今、通っている病院はサカゴは全て、帝王切開になってしまうらしい。(ただ、正式に先生から、ボンバーさんは帝王切開ね、という話はされてない)

丁度よく、来週の月曜日にそちらの病院の外来予約が入っているので、もう一度、ちゃんと確認することにして、翌日の火曜日にまた北里にきて、A先生の話をよく聞いて、どちらで分娩するのかを決めることにした。 

先生が去ってから、助産婦サンがまたNSTをつけてボンバーのお腹の張りと胎児の心拍をモニターする。 なんと、…

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